「探偵さんって休みが無いのでは?」 とか 「24時間勤務なのですか?」 などと聞かれたりします。 もちろん、寝ずに働き続けることは身体に良くないので、人生の4分の1以上はしっかりと睡眠をとります(!)。
普通の方と違うのは、睡眠のとり方がけっこう不規則になることがある、ということです。 ところで、睡眠には 「身体が眠る」と言われる ”レム睡眠” と 「脳の眠り」 である ”ノンレム睡眠” という、2種類の睡眠があると言われています。
プロ探偵の業務では、マルタイ(調査対象者)の張り込み調査中に、次の行動をいつどんなタイミングで起こすのかどうか分からない場合が多く、数時間から数十時間もカメラを構え、監視態勢を継続することが多々あるのです。
そんな時、一番の大敵が睡魔。探偵調査の技術以上に ”レム睡眠” をいかにうまく活用できるか、という能力も案外必要なのです。 モーションセンサー(動作感知)付きの監視カメラのごとく、相手に動きがあった場合にすばやく ”レム睡眠” から身体を目覚めさせるワケです。
こういうことが難なく出来る優秀なスタッフたちのおかげで、最近の私は、ついつい安心して ”ノンレム睡眠” へと引き込まれてしまっています(…反省)。 どんな業種でも、良い仕事をするためには、”うまく休む” という技術も必要ですね。